国破れて山河あり
遅ればせながらオナ禁という禁欲行為について欲望に打ち勝つため自ら律していくことと共に、その効果が本当に自分にも起こるのか、実際に体験してみること。それに伴い自己改善を目指すことを目的とします。
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第263回「子供のころ虫で遊んだエピソード」
「子供のころ虫で遊んだエピソード」ですか。

小学校低学年の夏、夏休みの宿題に是非とも昆虫の標本を作りたくて確か剥製キットのような注射針と薬が入ったセットを購入してきました。

そしていつものように蝉(セミ)を庭で捕まえてきました。
キットの説明書(他の図鑑だったかも)には蝉のどこに注射針をさせばよいか図示されていたので、その通り刺そうとしました。

しかし、刺すことができません。蝉の背中は当然堅くかなりの力でないと針を刺すことはできないのです。その勇気が自分にはありませんでした。

どうしようか悩んでいると、母がやってきて
「かあちゃんがしたげよか(してあげようか)?」
と言ったので私は
「うん。」
と答えました。

「ほんまにええねんな。」
と念を押してきたのでもう一度
「うん。」
というと母は思い切り注射針を突き立てて薬を注入しました。
背中を破るとき「バキ」となんともいえない音がしました。

後悔しました。蝉はだんだん弱っていきます。なんてことをしてしまったのか。手で撫でたり暖めたりしましたが当然治る訳はありません。ただ泣きながら蝉に謝ったことを覚えています。
捕まえたザリガニやカブトムシを世話下手なために死なせたりしたことも同じような事だと思いますが、ただただその時は悲しかった気がしました。

母は刺した後何事も無かったように家事を続けていましたが、どんな思いでいたのか。殺生ということをわからせるためにわざとしたのでしょうか。今でも時々思い出します。
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